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2007年3月 8日
固有の血圧について 4
高血圧のガイドラインについて、有名医師の意見は。
Q.血圧が上140、下90以上の数値設定に賛成だ?
YES】
上山博康[脳神経外科:旭川赤十字病院 脳卒中センター長]。
高血圧のある人は脳卒中になりやすい血管系をしている。
目安として必要。
新見正則[血管外科:帝京大学医学部附属病院 助教授]。
140以下であれば、大丈夫だというお墨付き。
超える場合は、医者が気をつけないといけないメッセージ。
秋津壽男[内科:秋津医院 院長]
基準値としては妥当。
森智恵子[皮膚科:シロノクリニック恵比寿本院 副院長]
基準値としては妥当。
【NO】
南淵明宏[心臓血管外科:大和成和病院 心臓病センター長]
160くらいあってもいい。設定が低すぎる。
南雲吉則[乳腺専門:ナグモクリニック 院長]
健康的な生活を送っている人にとっては。
180ぐらいあっても病気とは言えない。
糖尿病、心臓病を持っているようなひとが。
140ちょっと超えたぐらいでは大丈夫だろう。
と考えることの方が逆に問題で。
危険因子がある人は血圧に注意しなければいけない。
健康的な生活を送っているひとは。
ちょっとした血圧の上昇に一喜一憂する必要はない。
金 武英[循環器内科:梅丘内科 院長]
人には固有の血圧があり。
165がその人にとってちょうどいいのなら。
その人にとって血圧165がいい、
数字にとらわれすぎてドクターのなかには。
下げておかないと何か言われると思う人がいる。
5000万人が高血圧というのは。
成人の半分以上で国民の大半が高血圧になって。
国民の大半が病気になってしまう。
実情に合っていない。
男女の区別、年齢のファクターが入っていない。
固有の血圧の数字なのか、今の数字なのか。
変動する血圧をごっちゃにしている。
例えば、暗算するだけでも30くらい血圧はあがる。
ガイドラインによって、多くの患者が作られている。
(高血圧はくすりでさげるな)の著者
浜 六郎[内科:NPO法人医薬ビジランスセンター 代表]
1999年まではこの基準値は。
上が血圧160で下が血圧95と決められていた。
このときは、141から159まではボーダーラインと言っていた。
今回の基準ではそのボーダーラインも。
全部高血圧にしてしまった。
ガイドラインは低く設定しすぎている。
基準を決めた根拠が曖昧すぎ。
以上のような意見でした。